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足ムズムズだけが水虫じゃない。放っておくとこわい「爪水虫」

水虫というと、足がムズムズする比較的男性に多いイメージの皮膚の病気を思い起こされると思いますが、その水虫は「足水虫」といって、同じ白癬菌(はくせんきん、いわゆる水虫菌といわれるカビの仲間)から感染するもうひとつの水虫があるのです。
それが「爪水虫(つめみずむし)」です。

爪水虫は、足水虫と同様に感染症の一種で、足の指、特に親指に多くみられます。感染すると、爪に変色や変形などの症状がみられ、適切な治療をしないままでいると、他の爪や皮膚へと感染が広がっていきます。
悪化すると爪が徐々に厚くなって変形し、痛みを感じる場合があります。痛みのために歩きにくくなり、転倒してしまうといったこともあります。

爪水虫は、誰でもかかる身近な感染症です。
子どもからお年寄りまで、年齢や性別に関係なく誰でも爪水虫になることがあり、日本人の10人に1人が爪水虫にかかっているともいわれています。
環境によってなりやすさに違いがあり、家族が水虫にかかっている方や、体のどこかが水虫になっている方、そして糖尿病の方などは爪水虫にかかりやすい傾向があります。
また女性の中には、足にペディキュアやつけ爪をしている方もいらっしゃいます。そのため、爪の異常に気付かず、治療が遅れてしまうことがあるため注意が必要です。

痛みを感じなくても、爪の一部が白色や黄色、黒色に濁っているように見えたり、爪に厚みが増して爪を切ることが難しくなってきたと感じたら、それは爪水虫かもしれません。
悪化する前に皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。

爪水虫

 

 

爪水虫が気になる方は、こちらのページもぜひご覧ください。

爪に変色・変形はありませんか?爪水虫情報サイト
(外部サイト)

 

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