病院からのお知らせ
気管支喘息とは正しくつきあい、つらい発作を防ぎましょう
気管支喘息は、空気の通り道(気道)に炎症が続き、さまざまな刺激によって気道が敏感になり発作的に気道が狭くなることを繰り返す病気です。
おもな原因はチリダニやハウスダスト、ペットのフケ、カビなどのアレルギーによるものですが、その原因物質が特定できないこともあります。
気管支喘息の特徴的な症状
- 発作的に咳や痰が出て、ゼーゼー、ヒューヒューという音を伴って息苦しくなる
- 夜間や早朝に出やすい
診断するためのおもな検査
- 呼吸機能検査によって、気道の空気の流れが悪くなっていないかどうかを調べる
- 痰の検査および呼気中の一酸化窒素濃度の測定などで、気道の炎症がないかどうかを調べる
- 血液検査によって、アレルギーの有無を調べる
たとえ小さな火でもボヤが続く状態を放っておくと大火事につながってしまうように、気道の炎症というボヤが続けば、やがて発作という大火事が起こります。
症状が出なければ喘息は治ったと思われるかもしれませんが、じつは気道のボヤはくすぶり続けています。そしてボヤが続くと気道が固く狭くなり、元に戻らなくなってしまうため、治療によって症状をおさえることが難しくなります。
そうならないためには、日頃から症状にあった吸入薬などを適切に使用してボヤをおさえ、発作を予防することが大切です。また、アレルギーの原因が分かっている場合はそれらを避け、喫煙していれば禁煙しましょう。
当院でも気管支喘息の診断や治療をおこなっていますので、気になる症状がある方は一度ご来院ください。
気管支喘息についてくわしく紹介された、こちらのページもご覧ください。
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