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慢性腎臓病(CKD)は、早期発見が肝腎です

慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が何らかの原因でダメージを受け、血液をろ過する機能が落ちてしまう病気です。20歳以上の8人に1人が罹患する新たな国民病とも言われている病気ですが、初期にはほとんど自覚症状がなく、自分では気づきにくい病気です。
ほかの多くの病気と同じく、慢性腎臓病も早期発見し、早期に治療を始めることで進行を防ぐことが期待できます。腎臓の状態は血液検査で簡単に確認することができるので、まずは自分の腎機能が正常なのかどうかを知ることから始めましょう。

 

血液検査でGFR値を確認しましょう

GFR値(糸球体濾過量)はろ過の働きを示す数値で、血液検査をすれば簡単に推算できます。GFR値が低いほど腎臓の働きが低下していることを示し、GFR値が59以下の場合は医師へご相談ください。

  • GFR値90以上 → 腎機能は正常です
  • GFR値59以下 → 慢性腎臓病(CKD)の疑いあり、治療を検討
  • GFR値15未満 → 透析療法を検討

※GFR値59以下であることが、必ずしも腎臓病の存在を示すわけではありません。

CKDイメージ

 

健康な腎臓

腎臓のおもな働きは、血液をろ過して身体に必要なものを再吸収し、不要な老廃物を尿として排出することです。慢性腎臓病が進行すると、腎臓でろ過されずに残ってしまった老廃物を取り除くための血液透析などの治療が必要になります。
健診結果を見る際にはGFR値にも注目し、数値に不安のある場合は早めの受診をおすすめします。
当院でも検査・診断をおこなっていますので、お気軽にご相談ください。

 

慢性腎臓病(CKD)についてくわしく紹介された、こちらのページもぜひご覧ください。

慢性腎臓病啓発.jp(アストラゼネカ株式会社)

 

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