病院からのお知らせ
肺炎の原因のひとつ「肺炎球菌感染症」を予防しましょう

新型コロナウイルス感染症によって、肺炎のこわさに改めて気付かされた方も多いのではないでしょうか。
肺炎のおもな症状は、せき、発熱、たんなど風邪の症状と似ているため、肺炎は「風邪をこじらせたもの」と思われがちですが、肺炎と風邪は違います。
肺炎は細菌やウイルスなどの病原体が肺胞に感染し、炎症を起こしたもの。息切れ、38度以上の高熱などの症状が長く続き、一般的なかぜよりも症状が重くなります。
日頃からどんなに食事・睡眠・運動・手洗いなどに気をつけていても肺炎にかかることがあり、日常でかかる肺炎(市中肺炎)のおもな原因菌は肺炎球菌といわれています。
肺炎球菌は鼻や喉の奥につきやすい細菌のひとつですが、健康で体力のある状態ならば、免疫力が十分にあるため感染症を引き起こすことはあまりありません。しかし、加齢や体調不良によって体力や免疫力が低下すると、感染症にかかりやすくなるので注意が必要です。
こんな症状が出たら要注意
- 息が浅くなる
- 呼吸が速い
- ぐったりする
- 食欲が無い
一般的な風邪の症状だけでなく、これらの症状が3日〜4日続いたら、肺炎を疑って速やかに医療機関を受診しましょう。
バランスのいい食事や適度な運動、うがい・手洗いなどを普段から心がけることはもちろん、肺炎球菌ワクチンの接種も有効な感染予防法のひとつです。当院でも肺炎球菌の予防接種を行なっていますので、お気軽にご相談ください。
肺炎球菌感染症やワクチンについてくわしく紹介された、こちらのwebページもご覧ください。
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