病院からのお知らせ
慢性便秘の治療について
便秘は、腸管に吸収される水分量の増加、腸のぜん動運動の低下、排便反射が弱い、腸管が狭いなどが要因となっておこる病気です。
便秘は通常、3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態のことをいい、一般に、急におこる「急性便秘」と継続して発症している「慢性便秘」に分類されます。
慢性便秘は、便意を無視する習慣、下剤や浣腸の乱用、ストレスなどさまざまな原因によっておこります。まずは次のようなポイントに留意し、生活習慣を見直してください。
腸にやさしい食事・生活を心がける生活習慣の改善ポイント
- 朝食をきちんと食べる
「朝食を食べ、トイレに行く」、これを朝の習慣にしましょう - 食事内容を見直す
食物繊維を多く含む食事や、十分な水分補給などを心がけましょう - 食事のとり方を見直す
一度に大量に食べることを避け、よく噛むよう心がけましょう - 便意を我慢しない
- 十分に睡眠をとる
- 適度に運動をする
- 腹筋を鍛える など
一番の治療法は生活習慣の見直しですが、薬を用いて排便を促す方法もあります。
ただし、市販薬による自己治療では、大腸の働きの低下や直腸の穿孔などの健康被害を引き起こす場合もあるので注意が必要です。排便にお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。
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